[商品の紹介] 第二次世界大戦で実際に使われた精工舎製のクロノグラフ、夜光秒時計一型です。
裏蓋の外側に「空」の印と、裏蓋内側に「碇」の印があることから、大日本帝国海軍の航空部隊で使われた物です。
また、裏蓋内側に「丸の中にト」の印があるため、豊川海軍工廠で整備を受けた物だということがわかります。

この個体は状態が相対的に良く、とくにムーブメントの動作状況が良好です。
軍用品で実際に使われた物は外装もムーブメントも経年使用で痛んでいることが多く、精工舎のクロノグラフ懐中時計もそのような個体が少なくありません。
その点でこの個体の状態の良さは価値が高いです。

[製造年代] 精工舎製のクロノグラフであるため、1941-1945年頃製と考えます。
真珠湾攻撃により日本が第二次世界大戦に参戦した年代に製造された時計です。

[機械]
・ムーブメント SEIKOSHA製の16サイズです。(Model：17型 クロノグラフ 中期型)
日本として最初の国産クロノグラフがこの精工舎クロノグラフです。

テンプはモノメタルのチラネジ付き。ヒゲゼンマイは姿勢差に強いブレゲ巻き上げヒゲです。

クロノグラフの制御は、部品の耐久性と操作性(ボタン操作の軽快さ)に優れるコラムホイール(ピラーホイール)です。
現代では高コストかつ高い工作技術が必要とされるため、高級機でしか採用されていない機構です。

※OMEGAのスピードマスターも当初はコラムホイール装備でしたが、現在ではより廉価なカム式へと仕様変更されています。

時刻あわせはペンダントセット(竜頭引き)です。
時刻を合わせる際は竜頭を一段引き出して、竜頭を回してください。
・状態 動品で、テンプの振りも元気です。簡易な分解清掃注油済みです。
クロノグラフのスタート、ストップ、リセットいずれも正常に動作します。
日差は24時間の平置き実測で30秒以内でした。

過去のオーバーホール履歴は不明のため、購入された方はオーバーホールに出された方がよいかもしれません。


[ 他にも色々出品しておりますので是非ご覧ください。]
[ケース]
・形状・材質 材質はおそらく真鍮かニッケル合金にクロム鍍金を施したもの、裏蓋の開閉はヒンジ式のオープンフェイスケースです。
・状態 アンティーク品のため経年に伴う傷があります。(画像参照)

[文字盤] 金属製のダイヤルです。

[サイズ] 竜頭含まずの51.8mmです。

[その他] 第二次世界大戦時代の時計で、今も動くものと接する機会はあまりないと思います。
この機会にお手元に置かれてみてはいかがでしょうか。


[お取引について] アンティーク品ですのでノークレーム、ノーリターンでお願い致します。
新品同様の状態を望まれる方、細部が気になる方は入札をお控えいただければ幸いです。

まことに恐れ入りますが、「落札時刻＋48時間後までに発送先のご連絡が無い場合」及び「発送先のご連絡いただいた時刻＋48時間後までにお [詐欺について] 高額商品について、次点落札詐欺、振込み先変更詐欺が多発しています。
お取引は取引ナビを通してご連絡しており、お客様のメールアドレス宛てにこちらから直接メールを差し上げることはございません。

なお、先日当方の商品を落札された方宛に振込み先変更詐欺のメールがあり、警察と連携して逮捕することができました。
ご協力いただいた各位に感謝します。

[発送について] 入金日からご5営業日以内の発送を予定しております。

[領収書の発行について] オークションでの取引は現金の直接の授受ではないため、領収書の発行は行っておりません。

銀行の振込み明細ないし、から通知されております簡単決済の情報やクレジットカード会社から受け取られるご利用明細をもって領収書とさせていただきたいと思います。
※当方が領収書を発行するとこれら明細との二重発行になってしまうため、発行しないよう税務署から指導を受けております。